新橋演舞場、吉右衛門さん「寺子屋」 「河内山」に行きました
いつみても、カッケ~!!人間国宝吉右衛門様!!しかし、歌舞伎の中の名台詞は時代を超えて、深いいよ
忠義のためとはいえ、我が子を殺し主君を守る、寺子屋のお話、私塾の先生が、どの生徒を犠牲にしようかと思案する話って、一種のホラーだよね、あげく、「せまじきものいは、宮仕えじゃな」ときたもんだ。怖い
スゴイ!!そんじょそこらのストリーじゃないぜ!!だから、歌舞伎は面白いです!!
「河内山」では、騙りの宗俊坊主の居直り方が小気味よく。ダジャレチックな「とんだところに、北村大膳」からのテンポ良い台詞にのって、いつも偉そうにしている武士のはなを明かす場面は、当時の江戸っ子ならずとも、胸のスカッとする思いで、いまのこの、迷走日本にも、小気味よい居直り方はないものかと、思わず、考えてしまったわいな~!!ほんに、よい舞台でござんした。