ちょっと久しぶりの歌舞伎座です。納涼歌舞伎一部に・・・長谷川伸「刺青奇偶」。以前、18代勘三郎半太郎、玉三郎お仲で、見ました、シネマ歌舞伎でも見ました、女将好みの演目、今回は、中車半太郎、七之助お仲、演出に玉三郎です。期待とうりの、よい舞台でした。
七之助の台詞の言い方、声の出し方、玉三郎かと思うほどでした、よくお稽古されたのでしょうね、やさぐれていたお仲が、半太郎に出会って健気に生きながら病に倒れる薄幸な感じが、ブラボーです。それにしても毎回思いますが、女房が病床で博打を止めさせるべく半太郎の腕に刺青を入れて戒めるのに、お仲のためにとは言いながら、それにかかる費用を博打で得ようとするなんて!!「それじゃ~ダメじゃん!!」っていう不条理が、長谷川伸って感じです。中車半太郎も、なかなか良かったですが、お江戸深川の出身というより、もうちょっと江戸川あたりな感じですかね!!楽しませていただきました。舞踊は、六歳の勘太郎君の「玉兎」1人で6分ほどの舞踊独り舞台、しっかりとして素晴らしいプロフシェショナルな役者さんの踊りに感じました。しみじみ・・・です。
おやつは、きんつば、これ大好き!!